コラムについて
本コラム『新しい時代の家庭教育を語る!』は、全2回でお送りしています。今回は、2回目です!
~~予定~~
Vo.1 テストの結果はどうでもよい!!
Vo.2 受験に対しての親の余裕の作り方(本コラム)
子どもたちに学ぶ楽しさを感じさせる、家庭環境とは。
家庭教育の専門家の岩田かおりさんをお招きして、現代の家庭教育の親の考え方について具体例も含めてお話いただきます。論理的な思考を身につけ、問題解決能力を高めたい方はぜひご一読ください。
本コラム『新しい時代の家庭教育を語る!』は、全2回でお送りしています。今回は、2回目です!
~~予定~~
Vo.1 テストの結果はどうでもよい!!
Vo.2 受験に対しての親の余裕の作り方(本コラム)
出口先生
前回は、テストの点数結果ではなく、テスト結果の中身を親は重視しなければならないというお話でしたが、実際に受験となると、親がテスト結果をみてカっとなってしまったりしないでしょうか?
そうですね。でも、本当に学び体質にするということにフォーカスを当てると、やっぱり子供を泳がせる余白というか、親の気持ちの余裕が生まれやすくなります。そうすると子供自身も、このままじゃダメだなって絶対に気付くのです。
”うちの子も気づくときが来ますか?”とよく尋ねられるのですが、どの子も”やっぱり来ました”と親御さんがおっしゃってきます!
岩田さん
出口先生
やはり親の待てる余力っていうのかな、そんな余裕が親にないとダメですね。
余裕があるというのは目先のことじゃなくて、大きなところでものを見ているということです。
そうですね。短期間ではなくて、中長期的に物事を見るということです。
岩田さん
出口先生
今の子どもは全く新しい世の中で今後生きていくわけです。ですから、親の方に今じゃなくて未来を創造する力がいると思うのです。
そこで活躍するためには、今、何をどのように学んだらいいのかということが逆算できていないと困ると思います。
出口先生
それから今日、ぜひ紹介したいのが本を出されましたね!
ありがとうございます。天才のノートを始めよう!です。
岩田さん
出口先生
これは、どんな本ですか。
みなさんのお子さんも、好きなものが絶対あると思います。
恐竜が好きとか昆虫が好きとか、ゲームが好きとか、アニメが好きとか。その好きなものを通して、親子でコミュニケーションを取る。交換日記みたいな要素があります。
岩田さん
出口先生
このノートに天才とついているのはどうしてですか?
この天才ノートの天才という意味は偏差値が高いとか、知能指数が高いという意味合いではなくて、自分の興味関心をわかっている、それを開花していくというような意味合いの天才です。
なので、スポーツ業界にも天才いると思いますし、アーティストの中にも天才がいます。
勉強だけの天才という風になると偏差値が高いとかいい大学に入ったみたいに思われがちだけれども、やっぱり自分の興味関心がわかり、そしてそこを突き詰めていく情熱を傾けられるっていう人って本当に天才だなというふうに思うのです。
岩田さん
出口先生
このノートはお子さんがつけるものなのですか。それとも親が付けるものなのか、親子でやるものでしょうか。
それも自由です。最初は親が主導権を握ってやっても、だんだん楽しくなってくると、子どもが主導権を握っていくというような感じです。
親が初めは主導権を握ってやろうって子どもに声掛けたりするのもあると思いますし、次に親子になって、そして子どもになるとかでもよいです。子どもだけがやるっていうのに移行するのが最終目的ではなく、やっぱり学び体質になるっていうことが目的なので、ずっと親子でやっているっていう状態でも全然問題ありません。
岩田さん
出口先生
私の幼児教室の先生にも勉強してもらって、子ども達とやったら面白いかもしれませんね。
子どもって、自分の好きなものに”これすごいじゃん、面白いね”なんて言われると、そう言ってくれる人のことを大好きになるので、それが先生であってもよいですね!
”もうそんな昆虫なんかいいからこのテキストやりますよ”なんて言われるよりも”昆虫いいね!面白いね。じゃあってこのテキストもやろうか”っていうふうになると、もう子どもは先生のことが大好きだから、よりテンション高く、授業にものめり込んできますよね。
この本の中にサンプルが色々載っていて、食べたお菓子だとか、スポーツが好きな子だとかトレーディングカードが好きだったりとか、電車が好きだったり、いろんなトピックがあるので、これを親だけじゃなくて、子どもが読んでこういう感じで作ってみたいっていう活用方法をされている方もいらっしゃいます。
岩田さん
出口先生
ということで、今日もいろいろ本当に楽しいお話をありがとうございました。
◇岩田かおりプロフィール ◇
(株)ママプロジェクトJapsn代表取締役 ◇子ども教育アドバイザー
著書 「天才ノート」を始めよう!
第一子、第二子をお受験塾に入れずに都内の国立小学校に合格させた経験より、幼児教室講師、そろばん教室運営として教育業界にて勤務。2013年に前進である「salon de edutainment〜勉強好きな子どもの育て方」をスタート。2015年よりどんなお母さんでも再現できるように体系化した 「かおりメソッド」講座開講。 ■岩田かおりさんの著書はこちら
引用:学びチャンネル