思考力のカリキュラムは、「論理」教材で習得した論理力を駆使して、論理的に話したり、書いたりする力を養成します。文章を論理的に聞き取る練習をしたり、自分の意見と理由を説明することから始めて、やがてディベートをしたり、論理的で相手に伝わる文章を小学生のうちに書いたりすることができるようになることを目標としています。
身の回りの物を題材に、具体と抽象の考え方を用いて、表や図に整理します。複数の物の共通点・相違点が一目でわかるようになるので、論理的な思考ができるようになります。
たとえば「将来やってみたい仕事は何か」「大人になったら何をしたいか」などを多種多様なテーマに取り組んで、自分の意見と理由を作文し発表します。聞き手にわかりやすく伝えるための発表ができるようになります。
「論理」分野で学習した「接続語」に着目すると、その後どんな内容の文がくるのか先を予測することができます。たとえば「なぜなら」の後には理由の文がくることや、「つまり」の後にはまとめの文がくることなどに着目すれば、先の展開を予測して文章を読むことができるようになります。
対立関係には「反対」「対」「対比」の3つがあり、⇔という記号で表すことができます。ここでは「論理」分野でも学習する「対比」で文章を自在に作ることを学習します。
クリティカルシンキングとは、誰かの言葉を鵜呑みにせず、自らの頭で物事を深く分析して多角的にとらえ、最適な解決策を導きだす生きた思考力のことです。S1からS3の学習を通して、論理的に読み、論理的に考え、論理的に表現する技術を磨いていくことで、初めてクリティカルシンキングが可能になります。