コラム

未来を生き抜く子どもの教育 第7話 『オンライン授業だからこその学習効果について』
論理
出口式
幼児教育
オンデマンド
オンライン
不登校

数学の分野で論理式を活用されています名城大学竹内先生と水王舎代表取締役の出口汪との対談「未来を生き抜く子どもの教育」の第7話(最終話)をお届けします。
今回はオンライン授業だからこその学習効果についてお話しいただきます。

第6話では、子どもの論理的思考力を育てるための親の心構えのお話でした。今回はオンライン学習の効果や、オンラインでいろいろな子どもたちに学ぶ環境を平等に提供できる効果についてお届けいたします。

オンラインで子どもの表情が見える!

竹内先生

竹内先生

昔は、地方にいて出口先生の現代文の授業を受けることができませんでした。予備校のサテライト化というものがありましたが、今は、それがどこに居てもいつでもオンデマンドで受けられる最高の時代になりました。私も大学の授業も含めてオンラインに切り替えました。

オンラインを否定される方もまだいらっしゃるかと思います。正直な話を言うと、かなりの大人数だとなかなかまだ難しいことも確かにあります。でも、20名くらいであれば画面が全部出ますので、対面で40名の生徒を幾らぐるぐるまわって見ていても、生徒一人一人の顔が見られるかどうか・・・なのですが、オンラインだとすぐ顔や目を見ることができるのです。

目の動きでこの子は今自信がないなとか、この子は手をあげたいのだろうなとか、すごく表情がいい子はバッチリなのだなということが分かります。むしろ対面でぐるぐるまわって40名の表情を見るのはとても難しいです。20人くらいであれば、いっぺんに表情が見られますから、オンラインならではの教育ができ、私のこれまでの実感だと確実に数学算数に関して学力を上げられています。

でも、それは当然教える側のスキルもいると思います。ですので、出口先生の教室の出口式のいろいろな御指導を受けさせていただきました。スキルを受けた方でないと、よいオンライン教育は難しいと思いますが、今後オンラインは、学力が伸ばせる可能性を感じます。

そうですね。子供たちの表情が見えるというのは、すごく学習効果を高めると思います。分かっている子、あるいは分からないからやる気のない子も、先生が表情を見て指名することもできます。あるいは他の子どもたちも、教えあったりでき、刺激になりますね。

他にも色々なアプリやシステムなど、新しいものができていますので、対面でできないことが今できるようになりました。世の中が変わって進歩しているのだから、当然それをうまく利用して、オンラインの良さをもっと活用していった方がよいと思いますね。

出口先生

出口先生

オンラインで学校以外でも学ぶ楽しさを子どもたちに

竹内先生

竹内先生

本当にいつでもどこでもっていうのもありますし、あともう一つ。ちょっと視点がずれるかもしれませんけれども、私は今、色々な理由で学校に行けない子どもたちも教えています。その子達っていうのは学校では行きたくても行けない、勉強したくても勉強できない・・本当に悩んでいて、家にいても何をしたらよいか分からない状況です。

私の算数教室でも、学校にずっと行けなかった子が「竹内先生の算数だけは楽しい」と言ってくれ、その親御さんから初めて子どもが楽しそうに勉強している姿を見ました、と伝えていただいたことがとても嬉しかったです。
楽しそうに算数を勉強してくれている、本当の意味での学びの機会が均等に与えられるオンラインに可能性を感じています。

私も同じような思いでして、今、不登校とか、集団生活に馴染めない子どもが多いですよね。だから、自分で先生を選んで、オンラインで授業を受けることができることは、素晴らしいと思います。
さらに言うならば、親の負担というか、特に幼児期ではどうしても親が一緒に教室まで連れて行かなければならないので、親の負担も結構大きいと思います。
オンラインだったら家庭で受けることができるから、子供も安全だし、親も授業を見ることができます。さらに、授業中に親子で会話もできるのです。今の時代、こんな良いものがあるのだから、ぜひ利用した方が良いと思い、出口式論理アカデミーは全面的にオンラインあるいはオンデマンドとなっています。

出口先生

出口先生

竹内先生

竹内先生

出口先生がおっしゃった家庭での会話が増えたというのは、私も実感しています。
ほとんど喋ってくれない男の子が、自分の部屋でゲームばかりしている。何を話しても楽しくなかったのが、オンラインの数学をしているところを親御さんが見て、「授業が面白そうだね」ということが会話のきっかけになって、ご家庭が明るくなったということをたくさん聞いています。

それは嬉しいですね!今回は竹内先生といろいろお話できて、本当に良かったなと改めて思っています。本当にありがとうございました。

出口先生

出口先生

竹内先生

竹内先生

ありがとうございました!

最後に

昔ながらの詰め込みの教育をやってしまうと答えを求めるだけ、それを記憶するだけ子どもになってしまいます。それは、人生にとって取り返しがつかないことになってしまいます。ご自分のお子さんの未来を見つめ、どのような方向で脳を育てればよいのかぜひ考えてほしいと思います。

出口先生

出口先生

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出口先生と竹内先生の対談コラム、今回の第7話で完結となります!
「未来を生き抜く子どもの教育」にお付き合いいただき、ありがとうございました!!

幼児教育が大人になってからも物事を解決する力にも影響する。また、学びの場も対面だけでなく、オンラインやオンデマンドで受けられるようになりました。そんな時代に合った教育や学び方を子どもたちのために導いてあげたいですね。


<プロフィール>
竹内 英人(たけうちひでと)
元愛知県公立高校教諭。現在名城大学教職センター教授。
未来の中高の数学の教員を養成している。啓林館中学、高等学校数学教科書著者FocusGold代表執筆者
その他著者多数

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