まさにそうですね。
あと、なぜ国語が必要なのか、とお考えの方がいるかと思います。私たちは日本語で喋っていますが私が今、幼児教育で求めているのは日常的な単なる日本語の使い方ではなくて、言語を論理として認識し、物事を整理して論理的に考え、さらに大事なことはその先にあるコミュニケーションとしてアウトプットできるようになることです。
グローバル時代に論理的に話し、論理的に書く力はこれまでより大事になってきたと思うのです。特にSNSで不特定多数の人が見ているにも関わらず、町中を裸で歩いたり、泣きわめいたりといったような人がネット上にいる印象を受けることがあります。非常に感情的でヒステリックな言動をまき散らすような人がいっぱいいるというか・・。これは大人たちが論理も学ばずにいきなりネット社会に飛び込んでしまったために起こっていることだと思うのです。
これからの時代はしっかりとメディアリテラシーも含めて、他者意識を持ってきちんと言葉を使って、ネット社会でも不特定多数に向けて論理的に発言していくような力というのが何よりも私は必要だと思うのです。
ですから「国語って今まで何の為に勉強するの?日本語を喋れるし本も読めるしいらないんじゃないの?」と思った方いらっしゃるかもしれないですが、とても大事なことなのです。例えば、大きな会社の社長が書いたブログの文章が日本語で間違いだらけだったら「何で?この人が社長?」って思いますよね。
でも、相手が偉いから誰も「あなたの日本語はおかしいですよ」なんて言わないので、ずっと間違った日本語を書き続けてみんなに見られている・・・その損失はすごく大きいと思うのです。子どもの時に勉強していれば、そんなことなかったのにと思いますね。
昔はネットがなかったので、そういった文章を誰にも見られることがなかったわけですけれども、今は国語が実用面でもすごく大事になっています。
算数は幼児期に学ぶものですので、やはり脳をどう作っていくのかが大事かなと思います。
幼児期に作った脳、その頭を使って次の領域に入っていく・・算数から中学校の数学の分野になってくる、私はここは分けて考えているのですが、いかがでしょうか。