コラム

未来を生き抜く子どもの教育 第1話 『AI時代に対応した教育で、脳をデザインする』
論理
出口式
幼児教育
オンデマンド
AI

このたび水王舎がオンラインでの子供向けの塾「出口式論理アカデミー」を開講いたします。それを記念して、数学の分野で論理式を活用されています名城大学竹内先生と水王舎代表取締役の出口汪先生との対談「未来を生き抜く子どもの教育」をお届けします。

幼児教育にこそ論理は重要

出口先生

出口先生

皆さんこんにちは、出口汪です。出口式論理アカデミーがいよいよ開講します。記念として名城大学の教授竹内先生をお招きしました。竹内先生よろしくお願いします。

皆さんこんにちは、名城大学の竹内です。よろしくお願いします。

竹内先生

竹内先生

出口先生

出口先生

早速ですが、僕の論理を、算数・数学の先生でこれだけ理解されている方は、おそらく珍しいと思うんですよね。

僕は以前、高校の教員をやっていました。特に3年生の担任が多くて、数学だけでなく、全教科トータルコーディネートをしなければならなくて。学習相談で英語・国語が苦手な子がいました。
僕は出口先生の本を自分が学生時代に読んでいましたので、国語現代文が苦手な子には論理と思い、出口先生の本を勧めたところ、生徒の成績が伸び、本当に喜んでくれました。

今は大学の方で、教授法や未来の中学校高校の先生を指導しています。中学校国語の指導法や教育を教えている時に、中学校・高校からでは遅いなと感じることがあります。何が遅いのかと言うと、数学・算数が好きになるか、嫌いになるかというきっかけは、幼児が一番大事な時期だということです。
では、特に幼児教育で算数・数学の視点で何が大事なのか、それはまさに出口先生が昔から言っている論理なのです。国語も算数も数学も関係なく論理は大事だということを思いました。

竹内先生

竹内先生

論理アカデミー開講の2つの思いとは

出口先生

出口先生

僕は本気で日本の教育を変えていきたいと思っています。その理由は大きく2つあります。
時代の変化というのはすごいですよね。英語が話せなくても、自動翻訳機能がどんどん進歩して、今後はAIが入ってもっと進歩しますよね。英語を本当に喋れなきゃだめなのか、場合によっては、自動翻訳機でいいんじゃないかという議論が起こっても、当然のような時代。漢字はPCやスマホで自動で変換するこの時代、いまだに書き順とか止めるはねるとかを、大事なのかという議論もなしにずっと来ているんです。計算というのは基本的にもう人間のやる仕事ではなくなってしまったと僕は思うんです。じゃあ、何のために国語をやるのか、算数をやるのか。このAI時代に昔と同じ教育を子供たちに押しつけていいのか、ということがまず1点目です。

もう1つは、論理アカデミーは幼児年中年長ぐらいから講座があり、とりあえずは小学校まで、いづれは中学高校と伸ばしていこうと思っています。特に幼児はまだ脳が出来上がってないんです。大体6歳ぐらいで大人の脳にかなり近づくと言われています。だから完成された脳に対する教育じゃなくて、脳をデザインする教育、脳を育てる教育、そこに詰め込む教育をやっていいのかっていうことが、僕の中にずっとあって。
ならば、未来の子供たちに今までと違う教育を提供できないかという、この2つの思いで今回論理アカデミーを開講しました。

論理アカデミーを世界中に届けたい

出口先生

出口先生

この2点はすでに出口式みらい教室でかなり実績をあげています。
今度これらを論理アカデミーという形でと思ったのは、この新しい教育を北海道から沖縄まで全国どこでも受けれるように、あるいは海外に住んでいる日本人の子供にも最先端の最高の講義を届けたいという思いからです。

今回の第1話は、論理アカデミー開講についての対談でした。
第2話は、算数の論理についてお届けいたします。お楽しみに!

<プロフィール>
竹内 英人(たけうちひでと)
元愛知県公立高校教諭。現在名城大学教職センター教授。
未来の中高の数学の教員を養成している。啓林館中学、高等学校数学教科書著者FocusGold代表執筆者
その他著者多数

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