コラム

成績が伸びる瞬間~潜伏期間を味方にする学習法~
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出口 汪
論理力
成績
受験

「どれだけ努力しても成績に反映されない…」そんな経験はありませんか?実は、学力が伸びても成績が追いつかない“潜伏期間”が存在します。このコラムでは、国語を論理的に学ぶ中で訪れる一時的な成績低下の理由と、その先にある飛躍の瞬間について解説。潜伏期間を乗り越える具体的な方法や、学習を進める上での心構えをお伝えします。成績アップの鍵を掴み、努力を成果に変えたい方に必読です!

潜伏期間を理解して成績アップを目指す

こんにちは、出口汪です。今回は、国語の成績の上がり方についてお話しします。この「成績の上がり方」を理解しているかどうかで、勉強の進め方が大きく変わるのです。

国語の学習では、努力が必ずしも即座に成績に反映されるわけではありません。一定期間、正しい方法で訓練を続けると、学力自体は確実に伸びます。しかし、その学力の伸びが成績に表れるまでには「潜伏期間」があるのです。この期間をどう乗り越えるかが、成功の鍵となります。

なぜ「潜伏期間」が生じるのか?

国語の中でも現代文を論理的に学ぶ場合、これまでの感覚的な読み方や解き方を改める必要があります。このプロセスで、一時的に成績が下がることがありますが、これはむしろ良い兆候です。今まで「なんとなく」で答えていた問題を、根拠をもとに解こうとする過程では、時間が足りなくなったり、うまく解けなかったりすることがあります。

このような状況に不安を感じるかもしれませんが、重要なのは、「新しい方法を試みている証拠」だということです。これを乗り越えることで、論理的な思考力が鍛えられ、やがて安定した高得点につながります。

潜伏期間の特徴と乗り越え方

潜伏期間中は、成績にムラが生じるのが特徴です。成績が一時的に下がったとしても、努力を続けていれば、ある日突然、偏差値が5から10程度跳ね上がることがあります。これが「ポン」と成績が上がる瞬間です。

このような成績の上がり方には個人差があります。たとえば、子どもの頃から本をたくさん読んできた人や、活字に親しんできた人は、比較的早く潜伏期間を脱することができます。一方、読書経験が少なかったり、論理的な思考に慣れていない場合は、潜伏期間が長引くこともあります。

しかし、どのような場合でも、適切な練習を重ねれば成果は必ず出ます。特に現代文の問題集を使い、問題を解きながら解説を確認することが最も効果的です。問題を通して論理的な読み方を習得し、根拠をもとに答える練習を積むことで、確実に潜伏期間を短縮することができます。

成績アップを実現するための心得

潜伏期間を乗り越えるためには、以下のポイントを押さえてください。

1.焦らない:学力が伸びているのに成績に反映されない時期は必ずあります。これを理解し、不安にならないことが大切です。
2.練習量を確保する:特に読書経験が少ない場合は、現代文の問題をたくさん解き、論理的な読み方に慣れることが必要です。
3.一時的な成績の低下を恐れない:成績が下がるのは、新しい方法に取り組んでいる証拠です。むしろ進歩のサインと捉えましょう。
4.継続的な努力を怠らない:潜伏期間を乗り越えれば、成績は確実に上がります。努力を続けることが何より重要です。

最後に

現代文の学習は、単に努力の量だけでなく、正しい方法で取り組むことが求められます。
潜伏期間という辛抱の時期を理解し、乗り越えることで、着実な成績アップが実現します。自分に合った学習計画を立て、焦らず着実に進めていきましょう。必ず成果は現れます!

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引用:出口汪の学びチャンネル

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