論理関係の整理
様々な論理関係の中で、特に重要なのが3つの関係です。
1.イコールの関係 : 抽象とは共通点を取り出す。「具体→一般」という働き。
2.対立関係 : 反対概念や対照的な意見を提示する関係です。「男女」、「善悪」、「過去現在」などが代表的な例です。
3.因果関係 : ある事象の原因や理由と結果の関係を表す関係です。「AだからB」や「なぜならA」のように表されます。
因果関係に着目すると、論理的・客観的な理由を示すことができます。「AだからB」の場合、Bが結論となり、Aがその理由・根拠となります。一方、「なぜならA」の場合は、Aが理由となり、Bが結果となります。
このような因果関係の理解は非常に重要です。なぜなら、現代文や国語の問題では、しばしば「なぜ」や「理由」を問う設問が登場するからです。因果関係を適切に把握していれば、論理的に理由を説明することができます。
つまり、イコールの関係、対立関係、そして因果関係を理解することで、文章の論理構造を的確に把握し、的確な解答につなげることができるのです。