コラム

会話と予報でわかる論理の仕組み
出口式
論理

日常生活の中で「論理」という言葉を意識することはあまり多くないかもしれません。ですが、実際には私たちの行動や会話の至るところに論理は隠れています。ここでは「3つの論理的関係」という視点から、暮らしの中に潜む論理を見ていきましょう。

「3つの論理的関係」とは?

「因果関係」「イコール関係」「対立関係」。
この3つが、私たちが普段何気なく行っている考え方や発言の土台になっています。では、具体的にどのように現れているのでしょうか?

例① 天気予報に使われる論理

毎日目にする天気予報。実はその内容も「論理的関係」に支えられています。

たとえば「低気圧が近づいているため、午後から雨が降るでしょう」という説明。ここでは「低気圧が近づく → 雨が降る」という因果関係がはっきり示されています。

次に、「午後3時ごろには降水確率80%」と数字が添えられると、抽象的な説明と具体的なデータが結びつき、イコール関係が成立します。

さらに「ただし、山間部では一時的に晴れる時間もあるでしょう」と付け加えられると、「雨が降る」という予報と「晴れる時間もある」という見方が対立関係として提示され、そのうえで全体の予測が成り立っています。

天気予報ひとつをとっても、3つの論理がバランスよく使われているのです。

例② 友達との会話に潜む論理

友人との会話にも、この3つの論理が顔を出します。

たとえば、友達から「昨日ほとんど寝てないから、今日は早く帰る」と言われたとします。ここでは「睡眠不足 → 早く帰る」という因果関係が成り立っています。

そこへ別の友人が「君って、寝不足になるとすぐ体調を崩すよね」と言えば、「寝不足」と「体調を崩しやすい」が結びつき、イコール関係が生まれます。

さらに「でも、せっかくだから少しだけ一緒に食事して帰らない?」と提案すれば、「早く帰る」という意見と「少し付き合う」という意見が対立関係として並びます。そのうえでどちらを選ぶかが会話の流れで決まっていくのです。

日常会話も、意識せずとも論理的に組み立てられていることが分かりますね。

論理をもっと学びたい方へ

こうして見てみると、天気予報や友達との会話といった何気ない場面にも「因果・イコール・対立」の3つの関係が息づいています。

日常を論理の視点で眺めるだけで、物事の理解が一段と深まり、会話や判断もスムーズになります。
もっと体系的に学んでみたい方は、ぜひ【出口式論理アカデミー】をのぞいてみてください。

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