コラム

「論理語」で国語が得意に!お子さんの読解力を伸ばす魔法の言葉
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論理
読解力

学年が上がるにつれ、文章には抽象的な言葉が増え、読解が難しくなります。その解決策が「論理語」です。「論理語」とは、接続語や指示語のことで、文章の流れを明確にし、意味を正しく理解する助けになります。この力を身につけることで、読解力が向上し、文章をスムーズに読み取れるようになります。

魔法の言葉「論理語」—お子さんの読解力を飛躍させる秘訣

今回は、お子さんの国語力向上に役立つ「論理語」についてお話しします。

お子さんが学年を重ねるにつれ、文章を読む機会はどんどん増えていきますよね。しかし、「国語が苦手」「文章を読んでも意味がよくわからない」と感じるお子さんも少なくありません。その理由の一つに、文章の中で使われる言葉の変化があります。

小学校低学年のうちは、目に見えて理解しやすい「具体的な言葉」が多く使われています。しかし、学年が上がるにつれ、文章には「抽象的な概念」を表す言葉が増えていきます。こうした言葉が増えると、内容を正しく理解するのが難しくなり、読解に苦手意識を持ってしまうことも。では、どうしたらお子さんがスムーズに文章を読めるようになるのでしょうか?

その答えが、魔法の言葉「論理語」です!

「論理語」とは?

「論理語」とは、主に 接続語指示語 のことを指します。

例えば、文章の中に「だから」という接続語が出てきたら、その前の部分が理由を示し、その後の部分が結果を表していることがわかります。同様に、「しかし」という接続語が使われる場合、その前後の内容は対立関係にあることを示しています。「しかし」が登場すると、その前に一般的な考え方が述べられ、後に筆者の主張が続くケースが多いのです。

また、文章中で「この」「それ」などの 指示語 が使われることも頻繁にあります。読解問題では、これらの指示語が何を指しているのかを問う問題がよく出題されます。指示語の内容を正しく理解することは、文章全体の意味を捉える上で非常に重要です。

こうした「論理語」の働きを知ることで、文章の構造が明確になり、筆者の伝えたいことをスムーズに理解できるようになります。

「論理語」を学ぶメリット

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「論理語」を身につけることで、お子さんの 読解力作文力 に大きな変化が生まれます。

1. 文章がスムーズに読めるようになる

接続語や指示語を意識して読むことで、文章の構造がクリアになり、意味を取り違えることが減ります。

2. 論理的に考える力が育つ

文章の流れを意識することで、因果関係や対比を捉える力が身につきます。これは、国語だけでなく算数や理科など、他の教科の理解にも役立ちます。

3. 作文にも活かせる

論理語を意識して文章を書くことで、読み手にとってわかりやすい文章が書けるようになります。「だから」「しかし」などの接続語を適切に使うことで、論理的な文章が作れるようになるのです。

幼少期からの「論理語」学習がカギ!

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脳が柔軟な幼少期から「論理語」に親しんでおくことで、将来的に難しい文章を読む際の大きな助けとなります。
小学生のうちに「論理語」を意識して読む習慣をつけておくことで、中学・高校での国語の授業にもスムーズに対応できるようになります。

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