漢字学習でお子さまの語彙力が劇的にアップする方法!
「うちの子、漢字のテストはできるのに、文章を読むのが苦手で……」そんなお悩みはありませんか?
学校では「漢字を正しく書くこと」が重視されがちですが、本当に大切なのは「漢字の意味を理解すること」。
今回は、お子さまの語彙力と読解力を同時に伸ばす「出口式」漢字学習をご紹介します。
従来の漢字学習の落とし穴
学校の漢字学習では、先生が黒板に書いた漢字を、書き順どおりに何度も練習するのが一般的です。
確かに、丁寧に書くことは大切ですが、それだけでは「漢字の意味を考える」機会が少なくなり、テストでは書けても実際の文章では意味がわからない……という状態になりがちです。
「出口式」の漢字学習とは?
「出口式」では、漢字の意味を理解することに重点を置きます。
例えば、「変」という漢字。
1.まず、訓読みの「かわる」を確認します。
2.次に、「大変」という熟語を使って考えます。
・「新しい仕事は大変だ」という文の中で、「大変」とはどんな意味か?
・新しい仕事をするには、慣れないことを覚えたり、時間がかかったりします。
・つまり、「大きく変わる」ことが「大変」なのです!
このように、言葉の意味を具体的にイメージすることで、単なる暗記ではなく、「理解して使える語彙力」が身につきます。
「出口式」授業の様子
授業では、子どもたちが漢字の意味を身近な体験と結びつけられるよう、講師が声かけをしています。
例えば、「大変」という言葉が出てきたとき。
「毎日たくさん習い事をして、そのあと宿題もあったらどう?」
すると、子どもたちは「それは大変だ~!」と答えます。
このように、身近な例を通して「大変」という言葉の意味を実感できるのです。