子どもの学びの風景の変化
以前は、物知りであれば世の中で役立つと考えられていました。
そのため、子どもの時から四則計算の早さや正確さ、多くの知識を詰め込むことが重視されていました。塾に通ったり、勉強教室に通ったり、家でも塾の宿題に取り組んでいたのです。
ところが、現代はコンピューター技術の発達により、計算や文字入力などが自動化されています。知識や技術があれば、すぐに活用できるようになりました。また、映像や自動翻訳機の普及により、言葉の壁もほとんどなくなってきています。
そういった時代の中で、子どもたちは生まれた時から自動的に音楽やアニメ、マンガ、映画などを見るようになっています。活字を読んで脳を鍛える必要性も減ってきました。一方で、論理的思考力や想像力など、新しい能力が求められるようになっています。