古くなった教育は子供の脳を壊す?~これからの時代に必要な幼児教育とは~
さて、私はこれまで幼児教育をテーマにした「国語の力」と「論理の力」という本を執筆しました。
今回は小学校低学年までの教育に焦点を当て、「どうすれば子どもたちが本当に伸びるのか」を具体的にお話します。
なぜ小学校低学年までの教育に焦点を当てたかというと、特に6歳までに脳の約80%が完成すると言われているからです。この事実を踏まえ、今一度、現在の教育を見つめ直す必要があると感じています。
テストの点数だけで子どもの未来は測れるのか? 出口氏が、旧態依然とした教育システムの限界を鋭く指摘します。子どもの潜在能力を引き出し、未来を生き抜く力を育むにはどうすればいいのか?親が子どもの学びを効果的に支えるためのアドバイスもお話します。
さて、私はこれまで幼児教育をテーマにした「国語の力」と「論理の力」という本を執筆しました。
今回は小学校低学年までの教育に焦点を当て、「どうすれば子どもたちが本当に伸びるのか」を具体的にお話します。
なぜ小学校低学年までの教育に焦点を当てたかというと、特に6歳までに脳の約80%が完成すると言われているからです。この事実を踏まえ、今一度、現在の教育を見つめ直す必要があると感じています。
単に知識を詰め込むだけでなく、子供たちの思考力、創造力、感性を育む教育が求められています。 子供たちがただ答えを求め、それを鵜呑みするだけの学習では、激変する社会を生き抜く力は育ちません。
かつては「記憶力」「計算力」「漢字」などが重要視されていましたが、今は違います。検索エンジンやコンピュータ、翻訳ソフトがそれらを簡単に代行してくれます。
これからの時代、必要なのは、自ら考え、創造し、生涯にわたって学び続ける力です。
しかし、現状の教育はテストの点数にばかり重きを置き、古い教育方法に固執しているケースが多いのではないでしょうか? 本当にそれで良いのでしょうか? 幼い頃に古い教育を受けてしまうと、その思考パターンが脳に刻まれ、生涯にわたって影響を及ぼす可能性があります。これは非常に深刻な問題です。
私は現在、学習教室にて、子どもたちに直接教えています。先生も子どもたちも保護者も、皆が真剣に「どうすればこの子の可能性を最大限に引き出せるのか」を考えています。
では、具体的にどのような教育が必要なのか、少しお話しましょう。
まず大切なのは、「なぜ?」と問いかける力を育むことです。与えられた答えを鵜呑みにするのではなく、物事の本質を深く考え、自分なりの答えを導き出す力を養う必要があります。そのためには、自由な発想を促す環境づくりが重要です。 遊びを通して、創造性を育み、様々な経験を通して、多様な視点を持つことを促しましょう。
次に重要なのは、「学び続ける力」です。 これは、学校で学ぶ知識だけでなく、社会に出てからも必要となるスキルです。変化の激しい時代を生き抜くためには、常に新しい情報を吸収し、学び続ける姿勢が不可欠です。そのためには、自ら学びを追求する意欲、そして、効率的な学習方法を身につけることが大切です。 好奇心旺盛で、探究心溢れる子どもを育むことが重要です。
具体的な教育方法としては、例えば、プログラミング教育は論理的思考力を養うのに非常に効果的です。 また、英語教育も、グローバル社会で活躍するために不可欠です。 しかし、これらの教育は、単なる知識の詰め込みではなく、実践を通して学ぶことが重要です。 例えば、プログラミングであれば、実際にゲームを作ったり、アプリを作ったりする体験を通して、楽しみながら学ぶことができます。
これらの教育は、学校教育だけでは完結しません。家庭での教育も非常に重要です。 親は、子どもの成長をサポートする役割を担っており、子どもの好奇心を刺激し、学びを支援する必要があります。 そして、常に子どもの成長を見守り、適切な指導を行うことが重要です。
保護者の方々が、家庭でどのように子どもをサポートできるのか、具体的なヒントやアドバイスをこれらも紹介していきたいと思っています。私の教育活動が少しでも皆様の役に立てれば幸いです。
引用:出口汪の学びチャンネル